肺にできる悪性腫瘍

女性

肺の概要と腫瘍との関係

肺がんは肺にできる悪性腫瘍です。肺は胸の位置に左右一つずつ存在する臓器です。酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する機能を持ち、人間を構成する臓器の中でも重要な位置を占めています。肺がんはがんによる死亡原因第一位の病気で、全体の二割程度が肺がんによる死とされています。女性に比べて男性の方が罹患率が高く、現在に至るまで増加を続けています。男女共に四代後半から増加し始め、その後は年齢に比例して罹患数も右肩上がりに増加していきます。日本は高齢化社会であるため、今後も肺がん患者は増加すると考えられています。肺がんは進行スピードも早く、移転もしやすいという特徴を持ちます。他のがん以上に早期発見・早期治療が重要と言えます。

種類と原因

肺がんは小細胞肺がんと非小細胞肺がんの二つに大別されます。小細胞肺がんは全体の二割強を占めるがんで、進行速度が早く移転しやすい悪質ながんです。しかし、抗がん剤や放射線治療が比較的有効とされており、早期発見の場合は効果ある治療方法を選択できます。非小細胞がんは残りの八割を占めるがんで、前述のがんとは異なり化学療法による治療が難しく、大抵のケースで外科手術による除去が選択されます。また肺がんと喫煙行為との因果関係は切っても切り離せないものです。喫煙者と非喫煙者の発症リスクは最大で五倍近い差が見られます。更に自身がタバコを嗜まなくても、周囲の環境による受動喫煙で発症リスクを高めてしまう場合があります。